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定時株主総会ご報告 帝人 | 株主・投資家情報 | 株主総会

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(1)

第149回

定時株主総会ご報告

平成26年4月1日から平成27年3月31日まで

第149回定時株主総会招集ご通知添付書類

(2)

目  次

 第149期事業報告(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで) ……… 1

1. 帝人グループ(企業集団)の現況に関する事項 ……… 1

(1) 事業の経過及び成果 ……… 1

(2) 財産及び損益の状況の推移 ……… 11

(3) 設備投資の状況 ……… 11

(4) 資金調達の状況 ……… 11

(5) 中長期の経営戦略と対処すべき課題 ……… 12

(6) 主要な事業内容 ……… 15

(7) 主要な事業所等 ……… 16

(8) 従業員の状況 ……… 17

(9) 重要な子会社の状況 ……… 18

(10) 主要な借入先及び借入額 ……… 19

2. 会社の株式に関する事項 ……… 20

3. 会社の新株予約権等に関する事項 ……… 21

4. 会社役員に関する事項 ……… 24

5. 会計監査人に関する事項 ……… 29

6. コーポレート・ガバナンス体制 ……… 30

7. 業務の適正を確保するための体制等の整備に関する決議の内容の概要 ……… 31

8. 会社の支配に関する基本方針 ……… 35

9. 剰余金の配当等の決定に関する方針 ……… 39

連結貸借対照表 ……… 40

連結損益計算書 ……… 41

貸借対照表 ……… 42

損益計算書 ……… 43

連結計算書類に係る会計監査報告 ……… 44

計算書類に係る会計監査報告 ……… 45

監査役会の監査報告 ……… 46

※ご参考として、「事業報告」の文中にグラフを掲載しています。

(3)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告 1. 帝人グループ(企業集団)の現況に関する事項

(1)事業の経過及び成果 1)事業活動の経過及び成果

① 当期の経営成績

 当期の世界経済は、堅調な米国景気が下支えとなり、全体としては比較的安定し た推移となりましたが、中国や一部新興国では景気の減速が鮮明化しました。また 年度後半には為替相場・原油価格が大きく変動し、世界各国の経済に様々な影響を 及ぼしました。一方国内では消費増税に伴い景気が落ち込み、年度後半にかけて持 ち直しがみられたものの、その回復ペースは総じて緩慢なものに留まりました。  このような状況のもと、当期の連結決算においては、売上高は円安の影響もあり 各事業とも増収基調で推移しましたが、一方でパラキシレンの自社生産・販売を中 止した影響もあり、前期比ではほぼ横ばい(17億円増)の7,862億円となりました。 営業利益は素材事業を中心に大きく改善し、前期比210億円増加し391億円(同 116.2%増)となりました。高機能繊維・複合材料事業の業績回復や、電子材料・化 成品事業を中心とした構造改革効果に加え、円安や原燃料価格下落の影響も収益改 善に寄与しています。経常利益では為替差益等も加わり同225億円増の424億円(同 113.1%増)となりました。一方で当期純利益は、構造改革等に伴う特別損失を471 億円計上したことから、同164億円減少し81億円の赤字となりました。1株当たり 当期純利益は△8円23銭(同16円73銭減)となりました。

② 財政状態

 総資産は8,237億円となり、前期末に比べ553億円増加しました。円安を受けて外 貨建て資産の円建て評価額が増加し、科目別にみると減損処理に伴い固定資産は減 少しましたが、一方で株式の取得等により投資有価証券が増加しました。

 負債は前期末比518億円増加し、5,201億円となりました。この内借入金、社債等 の有利子負債は、新株予約権付社債の発行等もあり同267億円増加し、3,082億円と なりました。

 純資産は3,036億円となり、前期末に比べ35億円増加しました。この内「株主資 本」に「その他の包括利益累計額」を加えた自己資本は、2,871億円と前期末比54 億円増加しました。これは当期純損失による減少があったものの、「有価証券評価差 額金」等が増加したこと等によります。

第149期事業報告

(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)

(4)

2

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000

100 200

0 500

300 400

-200 -100 0 100 200

0 3,000 6,000 9,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000

149期 149期 149期

7,862

148期

7,844 391

148期 181

148期 149期 149期

8,237

148期 7,684

3,036

148期 3,001 84

△81

売上高 営業利益 当期純利益 総資産 純資産(億円)

事業別業績概況

 当期における事業別の概況は次のとおりです。

(億円)

第148期(前期)

平成25年度 第149期(当期)平成26年度 増減額 増減率(%)

高機能繊維・複合材料 1,236 1,355 +120 +9.7

電子材料・化成品 1,794 1,848 +53 +3.0

ヘ ル ス ケ ア 1,384 1,417 +33 +2.4

2,542 2,594 +52 +2.0

6,956 7,214 +258 +3.7

888 648 △241 △27.1

7,844 7,862 +17 +0.2

高機能繊維・複合材料 57 144 +86 +150.0

電子材料・化成品 △72 34 +106

ヘ ル ス ケ ア 245 248 +3 +1.2

52 42 △9 △18.1

282 468 +186 +65.8

17 40 +22 +128.8

消 去 又 は 全 社 △119 △117 +2

181 391 +210 +116.2

(5)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

高機能繊維・複合材料事業

売上高

(億円)0 300 600 900 1,200 1,800 1,500

当期 +9.7% 1,355

前期 1,236

(億円)

営業利益

0 50 100 200 150

前期 当期

144

57 +150.0%

17.2%

売上高構成比

◆高機能繊維分野:自動車関連用途が堅調に推移、インフラ用途の販売も拡大

 アラミド繊維では、パラアラミド繊維「トワロン」が欧州のタイヤ向け等自動車関連用 途や、光ファイバー、石油採掘用ケーブル・ホース用途といったインフラ関連での販売を 順調に伸ばしました。また防弾用途ではアジア、中東での需要が拡大し、販売も回復傾向 にあります。パラアラミド繊維「テクノーラ」は、国内の自動車関連用途と海外のインフ ラ用途向け販売が好調に推移し、円安効果も加わって収益も改善しました。メタアラミド 繊維「コーネックス」は、需要が拡大しているフィルター用途では厳しい競合環境が継続 していますが、防護衣料及び産業資材用途において堅調な推移となりました。

 このような環境下で、優れた熱防護性と安定した染色性を持つ新規メタアラミド繊維

「Teijinconex neo」は、平成27年7月のタイでの生産開始に向けて準備を着実に進めてい ます。今後、難燃規制・環境規制強化を背景に高い成長が見込まれるアジア・新興国での 事業拡大を図っていきます。

 ポリエステル繊維は、タイ子会社では自動車関連用途において好調だった昨年度の反動 等で同国内の販売が伸び悩みましたが、一方で衛材・一般資材用途の販売量は増加し、加 えて原料価格低下やその他コストダウン効果もあり、収益が着実に改善しています。国内 では足元で自動車関連用途の需要が落ち込む中、販売数量はやや減少し、寝装用途も低調 に推移していますが、インフラ・土木用途、水処理用RO膜支持体向けの増販やコストダウ ンが収益を底支えしました。また、将来の更なる競争力強化に向けて、国内生産体制の再 編とタイ子会社への生産移管を、今後段階的に実施していきます。

◆炭素繊維・複合材料分野:航空機及び圧力容器用途を中心に需要拡大、技術開発を加速  炭素繊維「テナックス」は、民間旅客機の世界的な需要拡大を背景とした航空機メーカー 各社からの旺盛な受注を受け、航空機用途向けの販売が順調に推移しました。その他の用

(6)

4

途においても、北米での天然ガス用途拡大を受けた圧力容器向けの販売と、アジア地域に おけるスポーツ・レジャー用途と土木補強向けの販売が順調でした。耐炎繊維「パイロメッ クス」は、航空機のブレーキ材向け等の需要の高まりを背景に安定的に推移しました。また、 昨秋からの円安と原燃料価格の下落も収益の押し上げに寄与しました。

 このような状況のもと、航空機用途においてはエアバス社の最新鋭中型機である A350XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)機向け炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板(テ ナックス TPCL:ThermoPlastic Consolidated Laminates)の認定作業を終了し、同機 への搭載が決定されました。また熱硬化性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の新たな生 産技術や高速硬化プリプレグ、超高耐熱プリプレグの開発を推進し、各種技術開発も加速 させています。

 量産車構造部材等への適用を目指す熱可塑性CFRP「Sereebo」については、複合材料開 発センター(愛媛県松山市)と米国の用途開発センター(ミシガン州)との連携により、 具体的な部品開発と量産化プロセスの確立に向けた複数のプロジェクトを着実に推進して います。ゼネラルモーターズとの共同開発は商業化に向けた最終段階に入りつつあり、「材 料」としての正式な認定を取得しました。加えて米国内での新規炭素繊維工場建設に向け た検討を開始しています。

電子材料・化成品事業

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

前期 当期

+3.0% 1,848 1,794

売上高

(億円)

0

-200 -100 200 100

前期 当期

△72 34 106億円増

(億円)

営業利益 売上高構成比

23.5%

◆樹脂分野:主原料価格の低下と構造改革効果により収益は改善

 主力のポリカーボネート樹脂は、平成26年秋からの原油価格下落に伴う主原料価格低下 の影響に加えて、従来から進めてきた構造改革効果の発現もあり、本年度の業績は改善し ました。一方、グローバルな供給過剰による厳しい競争環境は中期的に継続するとの見通 しから、平成27年12月にはシンガポール子会社の生産を停止し、生産能力の適正化と固定 費圧縮を図ることで一段の収益基盤の強化に努めます。これと並行して、樹脂分野の新た

(7)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告 な成長・発展のために、共重合樹脂や平成27年秋に商業生産開始を予定している合弁会社

INITZ Co., Ltdの新製法PPS樹脂の活用、更には高機能繊維との組み合わせによる新規複 合素材の開発等を積極的に進めています。

 樹脂加工品では、カーナビ用途向けにポリカーボネートを使用した静電容量方式透明導 電性フィルム「エレクリア」や自動車メーターパネル・自販機ダミー缶用途向けの「パン ライトシート」が堅調に推移しており、加えてポリカーボネートの光学特性を活かした反 射防止フィルムもウェアラブル端末向けに積極的に展開しています。また、大型成形技術、 コーティング技術を活かした樹脂グレージング事業の拡大を図っています。

 機能樹脂では、特殊ポリカーボネート樹脂がスマートフォンのカメラレンズ用途向けに 好調に推移しました。今後も品質優位性を活かした特殊ポリカーボネート樹脂のラインナッ プを拡充するとともに、戦略素材であるPEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂の用途を 拡大していきます。

◆フィルム分野:スマホ等関連用途の販売は堅調も、その他の主力用途が苦戦

 液晶TV向け反射板用途では中国メーカーの台頭により価格競争が激化しており、磁気用 PENフィルムでも需要が低調に推移する等、総じて厳しい状況が継続しました。その中で、 スマートフォン等の関連部材であるMLCC(積層セラミックコンデンサ)や偏光板等向け の工程用離型フィルム「Purex」の販売は堅調に推移しています。このような状況下、固定 費を中心としたコスト削減を進めた結果、収益は昨年度対比改善しました。今後は平成27 年1月に公表した国内生産拠点の集約を推し進めることで、コスト競争力を強化し、併せ て新規開発用途の拡大により収益力の強化を図ります。またポリエステル系以外の高機能 フィルムの開発へも経営資源を投入し、更なる発展を目指します。

 海外拠点は、欧米では包装用途や太陽電池等の需要が低調な推移となる中、コスト削減 により収益維持に努めました。また中国では堅調な需要に支えられ収益は順調に推移して います。

(8)

6

ヘルスケア事業

0 400 800 1,200 1,600

前期 当期

+2.4% 1,417 1,384

売上高

(億円) 0

200 400

前期 当期

245 +1.2%248

(億円)

営業利益 売上高構成比

18.0%

◆医薬品分野:高尿酸血症・痛風治療剤の販売が順調に拡大

 国内医薬品事業は、平成26年4月の薬価改定に加え、後発品の伸長に伴う長期収載品の 売上減少により、厳しい事業環境が続いています。一方新薬群では、高尿酸血症・痛風治療 剤「フェブリク錠」の販売実績が堅調に拡大しており、同疾患領域におけるトップシェアを 確立しています。また、先端巨大症治療剤「ソマチュリン*1」の販売も順調に拡大を続け ています。剤型追加品では、骨粗鬆症治療剤「ボナロン*2」が錠剤のみならず、経口ゼリー 剤や点滴静注剤等で患者さんに対する同疾患治療の幅広い治療の選択肢を提供しています。  海外での高尿酸血症・痛風治療剤の販売も順調に拡大しています。現在、販売提携国と 地域は117に達しており、その内日本を含め42の国と地域で販売を開始していますが、残 りの国・地域においても、順次販売承認を取得して更なる拡大を図っていきます。

 研究開発においては、平成26年5月に、英国の製薬メーカーであるシグマ・タウ・ファ ルマ社と、同社が創製したADA欠損症治療剤「EZN−2279」の日本における独占的開発・ 販売契約を締結し、日本における臨床開発の準備を進めています。更に、医薬品技術と素 材技術を融合させた画期的な医薬品として、止血・接着効果の高い外科手術用シート状フィ ブリン糊接着剤「KTF−374」の開発を推進することとし、帝人ファーマ㈱と一般財団法 人化学及血清療法研究所が共同で日本における臨床開発の準備を進めています。平成26年 9月には、その一環として、岩国事業所(山口県岩国市)に融合製剤棟を新設することと しました。また、気管支喘息治療薬として開発中の「PTR−36」は平成26年12月に第2相 臨床試験に移行し、平成27年2月には、小型で服用しやすく、1日1回の服用で効果が持 続する去痰薬「ムコソルバンL錠45mg」の製造販売承認を取得しました。本年夏に発売の 予定です。平成27年3月には、骨・関節領域における新たなラインナップを獲得するべく、 大正製薬㈱と、新規消炎鎮痛貼付剤「TT−063」の日本における販売契約を締結しました。

*1 ソマチュリン®/Somatuline®は、Ipsen Pharmaの登録商標です。

*2 ボナロン®/Bonalon®はMerck Sharp & Dohme Corp.の登録商標です。

(9)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

◆在宅医療分野:高水準のレンタル台数を維持・拡大

 国内外で約40万人以上の患者さんにサービスを提供しています。主力の在宅酸素療法

(HOT)用酸素濃縮装置は、新機種「ハイサンソ3S」、「ハイサンソポータブルα」の投入 効果もあり、高水準のレンタル台数を堅調に維持しました。更に平成26年6月には、災害・ 停電時の不安・不便を解消する新機種「ハイサンソ5S」や「サンソセーバー5」を上市し ました。睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療器は、携帯電話網を活用して治療状況をモニタ リングし、そのデータを医療機関に提供することにより効果的な治療を実現する「ネムリ ンク」の訴求効果も相まって、高水準のレンタル台数を順調に伸ばしました。そのほか、 補助換気療法機器(「NIPネーザルシリーズ」、「オートセットCS」)も順調に拡大しました。 また患者さんのサポート体制を強化するため、福岡市に続いて昨年度大阪市に新たに設置 したコールセンターを活用し、対応能力の強化を図っています。

 昨年度上市した脳卒中後遺障害等の歩行機能回復用の歩行神経筋電気刺激装置「ウォー クエイド」についても、首都圏の医療機関等から順次エリアを拡大して事業展開を進めて います。

 海外では、現在米国・スペイン及び韓国においてサービスを展開しています。米国では、 医療制度改革に伴い保険価格が大幅に引き下げられる等、厳しい事業環境が継続していま すが、営業所の統廃合・人員削減といった収益改善策を進めています。

製品事業

33.0%

売上高構成比

0 1,000 2,000 3,000

前期 当期

+2.0% 2,594 2,542

売上高

(億円) 0

50 100

前期 当期

△18.1% 52 42

(億円)

営業利益

◆衣料繊維分野:海外大手スポーツアパレルとの戦略素材の取り組みが飛躍的に拡大  繊維素材では、スポーツ・アウトドア用途の機能素材のブランド展開の強化により、戦 略素材として位置付ける「デルタピーク」を中心に、海外大手スポーツアパレルとの取り 組みが飛躍的に拡大する等、業績は全般的に好調に推移しました。しかしユニフォーム分 野では、円安進行に伴う仕入れコストのアップにより利益率が低下し、また輸入原糸販売

(10)

8

も円安と川中での生産スペース不足の影響により定番糸分野で苦しい競争を強いられまし た。一方で、テキスタイル販売は円安を受けて欧州向け輸出を中心に堅調な推移となりま した。

 衣料製品では、主力のアパレルOEM事業において円安と海外縫製のコスト上昇により採 算が圧迫され、加えて相次いだ天候不順により夏物、秋冬商材ともに受注も停滞しました。 その中で、ベトナム、ミャンマーを中心に自家縫製拠点の確立等、アセアン地域での供給 力アップを押し進める一方で、販売強化策として当社戦略素材であるPTT繊維「ソロテッ クス」を使用して天然素材との新複合生地を提案する等、素材開発力を活かしたODM事業

(相手先ブランドによる企画・生産)の強化を図りました。

◆産業資材分野:環境・安全関連商材の販売好調

 工繊・車輛資材では、国内消費増税前の駈け込み需要の反動によりチャイルドシート等 の自動車用品関連の需要が低調な推移となりました。タイヤコード、ベルト、ホース等の 自動車関連部材の販売は総じて堅調に推移しましたが、年度後半は急激な円安の進行で輸 入商材販売の採算が悪化しました。一方、タイヤコードの撚糸、製織、接着加工を行う合 弁会社を設立し(平成27年12月稼働予定)、同時に既存のテイジン・コード(タイランド) 社の産業用ベルトコード生産工場で自動車用ホースコード加工ラインの増設にも着手しま した。エアバッグ向け生地は中国・タイ・日本とも需要が伸長しています。

 繊維資材関連では、土木関連資材と防災関連の膜材(仮設テント等)の販売が好調に推 移しました。また注力分野の環境関連資材では、中国での水処理関連フィルターの販売が 拡大しました。ショートカットファイバー、アラミド等の高機能素材の欧米向け輸出、カー ボン素材のアジア向け輸出も好調に推移しました。

 インテリア関連では、家庭用ワイパー関連の販売は堅調でしたが、カーテン・壁装・床 資材関連の販売は総じて低調に推移しました。

 化成品関連では、半導体、エレクトロニクス業界の一部回復により樹脂フィルム関連の 国内出荷が堅調でした。

(11)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

その他

売上高構成比 8.2%

0 200 400 600 800 1,000

前期 当期

△27.1% 648 888

売上高

(億円) 0

20 40 60 80 100

前期 当期

40 17 +128.8%

(億円)

営業利益

 原料・重合事業は、需給バランスの失調により採算が悪化したパラキシレンの自社生産・ 販売について平成26年3月末をもって中止したため、売上としては前年比大きく減収とな りましたが、収益は改善しました。

 IT事業は、ネットビジネス分野において電子書籍の売上が順調に拡大する等、堅調な推 移となりました。またITサービス分野においては、IoT関連市場における新規サービスの 開発・提供を目的とした共同出資会社EverySense.Incの設立や、海外駐在員向けのメンタ ルヘルスをサポートするサービスを展開しています。加えて、この度起業家と医療・ヘルス ケア業界との出会いの場を提供する日本初のヘルスケアITイノベーションプログラム「デジ タルヘルスコネクト」を開始しました。更に新たな分野の取り組みとして、トップアスリー トを目指す選手を支援するサービス「アスリートストーリーズ」の提供も開始しています。  新事業ではリチウムイオンバッテリー用セパレータ「LIELSORT」の販売が順調に拡大 しており、更なる商圏拡大に向けて第2系列を増設し、平成26年12月に稼働を開始しまし た。これにより生産能力は倍増し、今後更に増大していく需要に対応が可能となります。 また、高変換効率太陽電池を製造するための材料となる「NanoGramシリコンペースト」、 及びその素材性能を最大限に引き出すための加工技術を開発し、太陽電池メーカーへのマー ケティング活動を推進しています。その他、ポリ乳酸繊維を用いて、動きを生地でデータ 化するウエアラブルセンサー「圧電ファブリック」を関西大学と共同で世界に先駆け開発 しました。

 先端医療材料等の分野においては、自己組織に置換され、伸長する心臓修復パッチの開 発を目指しています。本プロジェクトは経済産業省の医工連携事業化推進事業に採択され、 大阪医科大学、福井経編興業㈱と共同で開発を進めています。またナカシマメディカル㈱ への資本参加により合弁会社帝人ナカシマメディカル㈱を設立し、人工関節市場への参入 を果たしました。今後はナカシマメディカルの金属加工技術や人工関節領域での知見と、

(12)

10

帝人の素材技術・営業力の融合により、国産の人工関節メーカーとしてトップ企業を目指 すとともに、グローバル展開の基盤確立を推進していきます。

 また、IT事業とヘルスケア事業の融合領域におけるビジネス展開の一環として、平成27 年3月には、Webを通じた情報提供、睡眠支援アプリの提供等を手掛ける睡眠総合サービ ス「Sleep Styles」を立ち上げました。

* IoT(Internet of Things):世の中に存在するさまざまなモノがインターネットにつながることによっ て実現される全てのサービスを指す。

2)事業活動以外の活動の経過及び成果

 当期における事業活動以外の活動の経過及び成果については、以下のとおりです。  帝人グループでは、全ての事業活動に関わる重要な取り組みの一つとして、環境負 荷の低減、省エネルギー、省資源、廃棄物の有効活用に積極的に取り組んでいます。 環境負荷の低減に寄与する気候変動問題への取り組みとしては、温室効果ガス排出の 削減に継続的に取り組んでいます。また、廃棄物についても、総発生量の削減と各種 リサイクル処理の推進により、非有効活用廃棄物の大幅削減を達成し、更なる削減に 取り組んでいます。

 そのほか、製品のライフサイクルを通して環境に与える影響を評価する「帝人グ ループ環境配慮設計ガイドライン」に基づく、環境負荷低減に寄与する製品、生産プ ロセス、IT/サービスの設計への取り組みや、CO削減に貢献する軽量化素材、資 源・水のリサイクル等の「環境ビジネス」の推進を通じて、環境負荷の低減策を積極 的に展開しています。

 昨年度には、こうした「二酸化炭素や毒性物質、廃棄物の排出削減」「化学物質の 安全管理」炭素繊維やバイオ・プラスチックといった「クリーン技術製品の事業展 開」等が高い評価を受け、「環境」「社会」「企業統治」の面から優れた企業を選定す る、世界的に権威のあるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル

(MSCI)社のESGインデックスにおいて、最上級のAAA評価を受けています。  また、帝人グループでは、グループ共通の方針に基づき、各事業グループや地域の 特色を活かした社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。

 国内では、東日本大震災の被災地に対する継続的な復興支援や、「全国高校サッ カー選手権大会」への協賛等のアマチュアスポーツ支援、青少年のスポーツ支援に積 極的に取り組むと同時に、社員のボランティア活動を支援する様々な仕組みを、従来 から運用しています。

(13)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告  国際交流の分野では、中国での低所得世帯の学生に対する奨学金を支給する基金の

設立支援や、東南アジアの子どもたち向けのスポーツ振興や図書館への絵本の贈呈、開 発途上国の飢餓等の解決に取り組む社会貢献運動への参加も継続的に実施しています。  今後も良き企業市民として、社会と企業が共に持続可能な発展を実現するため、学 術、教育、文化、スポーツ活動や環境保全活動及び防災活動への参画や支援を積極的 に行っていきます。

(2)財産及び損益の状況の推移

区分 年度

第146期 平成23年度

(2012年3月期)

第147期 平成24年度

(2013年3月期)

第148期 平成25年度

(2014年3月期)

第149期 平成26年度(当期)

(2015年3月期) 高(百万円) 854,370 745,712 784,424 786,171 益(百万円) 34,044 12,357 18,078 39,086 益(百万円) 34,283 9,786 19,887 42,378 当 期 純 利 益(百万円) 11,979 △29,130 8,356 △8,086 1株当たり当期純利益( 円 ) 12.17 △29.61 8.50 △8.23 産(百万円) 762,118 762,399 768,411 823,694 産(百万円) 312,217 292,127 300,112 303,635

(3)設備投資の状況

 当期の設備投資は、維持更新投資を中心に281億円実施しました。

(4)資金調達の状況

 安定した資金確保のため長期借入金による調達を実施する一方、転換社債やコマー シャルペーパーによる直接金融市場を活用することで調達コストの低減に努めました。 なお、長短借入金等の有利子負債は、平成26年12月に、2018年満期ユーロ円建取得条 項付転換社債型新株予約権付社債及び2021年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新 株予約権付社債の発行により合計400億円を調達したこと等もあり、前期末比267億円 増加し、3,082億円となりました。

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12

(5)中長期の経営戦略と対処すべき課題 1)修正中期計画

 帝人グループでは、昨年11月に、構造改革と発展戦略を柱とする、2017年3月期 までの「修正中期計画」を策定し、公表しました。

2)構造改革

 構造改革の狙いは、帝人グループがこれまで培ってきた「強み」を正しく認識し、 強化して、将来の成長・発展のための基礎を築きあげることです。そのため、帝人グ ループの各事業を「市場の成長性」「競争優位性」「収益性」の観点から徹底的に絞り 込み、成長分野への経営資源の集中を行います。そうした絞り込みの結果として、以 下の様な施策を講じることとしました。

① 電子材料・化成品事業:

 生産拠点の統廃合による汎用品ビジネスの縮小と高付加価値分野への特化

② 高機能繊維事業:

 タイ国生産拠点の拡充と国内生産・開発拠点の集約による競争力強化

③ 原料重合事業:

 DMT生産の撤退とポリマー工場集約によるポリエステル製品生産モデルの抜 本的見直し

④ ヘルスケア事業:

 米国在宅医療事業における抜本的構造改革

 これらの施策の結果、2017年3月期には2015年3月期対比で130億円、更にフル 発現時には175億円の営業利益改善効果を見込んでいます。

(15)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告 3)発展戦略

 帝人グループは、素材・ヘルスケア・ITの3つの領域を併せ持つユニークな企業 体です。これまでは、各々が個別の事業として成長を図ってきましたが、今後は各領 域での強み・優位性を融合することにより、今までに無い顧客価値の創造を図ります。  具体的には、世界のマクロトレンドから見て帝人グループの強みが大いに発揮でき る分野として、「環境・省エネ」、「安心・安全・防災」、「少子高齢化・健康志向」と いった領域で、

① 高機能複合材料による顧客価値の実現:  自動車向け部材や電池部材

② モニタリング・サービスの横展開:  スマート・ウェアラブルや高靱性構造材

③ 在宅医療モデルの横展開・市場創造:

 オープン・ヘルスケア・プラットフォームや地域医療支援サービス

④ 生体適合医療材料の実用化:  組織修復材料や組織代替医療材料

を主な成長コンセプトとして、帝人グループにしか出来ない新しいユニークなビジネ スの創出を目指します。

高機能素材の 量産化技術 環境・省エネ

安心・安全・ 防災

少子高齢化・ 健康志向

医療のノウハウ・

インフラ ITのサービス開発スピード プロジェクト重点領域・

高機能複合材料による顧客価値の実現 自動車向け部材

(CFRTP、高機能樹脂) 電池部材

オープンヘルスケア プラットフォーム

地域医療支援 スマートウェアラブル

高靭性構造材

組織修復材料 機能代替医療材料 モニタリング・サービスの横展開

在宅医療モデルの横展開・市場創造

生体適合医療材料の実用化 アラミド繊維炭素繊維 樹脂、フィルム

アラミド繊維

炭素繊維 モニタリングシステム

生分解性素材 医療分野の開発知見研究機関との提携 在宅顧客基盤 サービス体制

機器メーカーとの提携 在宅/ICT基盤

(16)

14

4)中期経営目標

 2年後の2017年3月期においては、構造改革の成果及び、重点戦略事業と位置付 けるヘルスケア事業、高機能繊維・複合材料事業を中心とした既存事業の成長により、 営業利益として500億円、ROE8%以上の実現を目指しています。

5)将来イメージ

 2020年近傍には、素材事業を一元的に統合し、「ヘルスケア事業」と「複合/高機 能材料事業」を中心とし、基幹事業である「製品事業」と「IT事業」がこれを支え るという企業体への進化を目指し、更なる構造改革を推進していきます。

0% 20%

-20% 40% 60% -20% 0% 20% 40% 60% -20% 0% 20% 40% 60%

高機能繊維・

複合材料 ヘルスケア

製品 IT

電子材料・ 化成品

高機能繊維・ 複合材料

複合/高機能材料 ヘルスケア

ヘルスケア

製品

ROE 目標: 10%以上 ROE 目標:

8%以上 IT

電子材料・

化成品 製品

IT

2014年度 2016年度 2020年度 近傍

(横軸)投下資本利益率 (縦軸)成長率 (円の大きさ)営業利益規模

(17)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

(6)主要な事業内容

 帝人グループは、「高機能繊維・複合材料」「電子材料・化成品」「ヘルスケア」「製 品」「その他」の各セグメントにおいて、下記製品の製造、販売等の事業を行っていま す。

(平成27年3月31日現在)

セグメント 分 野 主要製品・事業内容

高 機 能 繊 維 ・ 複 合 材 料

アラミド繊維分野 パラアラミド繊維、メタアラミド繊維、高機能ポリ エチレン、人工皮革

炭素繊維分野 炭素繊維、耐炎繊維 ポリエステル繊維分野 PET・PEN繊維 電 子 材 料 ・

樹脂分野

ポリカーボネート樹脂・シート・フィルム、成形品、 透明導電性フィルム、PET・PEN・PBN樹脂、難燃剤 フィルム分野 PET・PENフィルム

ヘ ル ス ケ ア

医薬品分野 骨粗鬆症治療剤、重症感染症治療剤、去痰剤、吸入 ステロイド喘息治療剤、高脂血症治療剤、高尿酸血 症・痛風治療剤、変形性膝関節症の疼痛緩和剤 在宅医療分野 HOT(在宅酸素療法)用酸素濃縮装置、CPAP(持

続陽圧)療法装置、超音波骨折治療器 衣料繊維分野 原糸・原綿、テキスタイル、衣料製品、雑貨

産業資材分野 工業・産業・車輌資材、リビング関連製品、インテ リア関連製品、樹脂・フィルム、包装・建築資材

ITサービス事業

携帯電話事業者・一般企業・医薬医療関係の機関・ 官公庁・教育研究機関向け情報システムの企画・開 発・コンサルテーション、情報通信システムの企画・ 運用・管理等の各種サービスの提供

ネットビジネス事業 携帯電話及びスマートフォン等へのコンテンツ、eコ マース等の提供

新事業 リチウムイオンバッテリー用セパレータ

原料・重合事業 PET/PENリサイクル、ポリエステル原料

(注1):PET(ポリエチレンテレフタレート)

(注2):PEN(ポリエチレンナフタレート)

(注3):PBN(ポリブチレンナフタレート)

(18)

16

(7)主要な事業所等 (平成27年3月31日現在)

区  分 機  能 所 在 地

社 本 社 大阪府、東京都

高 機 能 繊 維 ・

生 産 拠 点 愛媛県、山口県、静岡県、岐阜県 米国、ドイツ、オランダ、中国、タイ 営 業 拠 点 東京都、大阪府米国、ドイツ、オランダ、中国、タイ 研 究 拠 点 大阪府、静岡県、愛媛県

米国、ドイツ、オランダ、タイ、中国

電 子 材 料 ・ 化 成 品

生 産 拠 点 岐阜県、栃木県、愛媛県、広島県 中国、シンガポール、インドネシア 営 業 拠 点 東京都、大阪府、愛知県

米国、オランダ、中国、韓国、台湾、シンガポール、 マレーシア、インドネシア、タイ

研 究 拠 点 岐阜県、愛媛県、千葉県、広島県 中国

ヘ ル ス ケ ア

生 産 拠 点 山口県

営 業 拠 点 日本全国12支店米国 研 究 拠 点 東京都、山口県米国、英国

生 産 拠 点 石川県、福井県、滋賀県 中国、タイ、ベトナム

営 業 拠 点 東京都、大阪府、愛知県、新潟県

米国、ドイツ、中国、タイ、香港、ベトナム、インドネシア

生 産 拠 点 東京都、愛媛県、韓国

営 業 拠 点 東京都、大阪府、神奈川県、福岡県、愛媛県、山口県 研 究 拠 点 東京都、大阪府、山口県、米国

(注)当社は本社機能を記載し、生産、営業及び研究拠点は各事業に記載しています。

(19)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

(8)従業員の状況

セグメント (平成26年3月31日現在)第148期(前期) (平成27年3月31日現在)第149期(当期) 増減

高機能繊維・複合材料 4,078名 4,307名 +229名

電 子 材 料 ・ 化 成 品 2,327 2,152 △175

ヘ ル ス ケ ア 3,643 3,701 +58

3,029 3,010 △19

2,679 2,610 △69

15,756 15,780 +24

(注1)上記の人数は、各事業セグメントでの就業人員となっています。

(注2)上記の従業員数には、臨時従業員(第148期は2,193名、第149期は2,367名)を含んでいません。

(20)

18

(9)重要な子会社の状況 (平成27年3月31日現在) セグメント 会 社 名 本社所在地 資本金 出資比率 主要な事業内容

高機能繊維・ 複合材料

東 邦 テ ナ ッ ク ス ㈱ 東 京 都 500百万円 99.75% 炭素繊維・耐炎繊維の製造・販売 ト ー ホ ウ ・ テ ナ ッ ク ス ・

ヨーロッパ・ゲーエムベーハー ド イ ツ 0.025百万ユーロ ※ 100.00 炭素繊維の製造・販売 トーホウ・テナックス・

ア メ リ カ ・ イ ン ク 米 国 12.5百万米ドル ※ 100.00 炭素繊維・耐炎繊維の製造・販売 テ イ ジ ン ・ ア ラ ミ ド ・

ビ ー ・ ブ イ オランダ 0.02百万ユーロ ※ 100.00 パラアラミド繊維の製造・販売 テ イ ジ ン ( タ イ ラ ン ド )

ド タ イ 800百万バーツ ※ 100.00 ポリエステル繊維の製造・販売 テイジン・ポリエステル

(タイランド)リミテッド タ イ 548百万バーツ 66.87 ポリエステル繊維の製造・販売

電子材料・ 化成品

帝人デュポンフィルム㈱ 東 京 都 10,010百万円 60.00 ポリエステルフィルムの 製造・販売

テイジン・ポリカーボネート・

シンガポール・リミテッド シ ン ガポ ー ル 75百万米ドル 100.00 ポリカーボネート樹脂の 製造・販売

帝 人 聚 有 限 公 司 中 国 720百万人民元 100.00 ポリカーボネート樹脂の 製造・販売

帝 人 化 成 複 合 塑 料

( 上 海 ) 有 限 公 司 中 国 143百万人民元 100.00 ポリカーボネート樹脂の 着色・加工・販売

ヘルスケア

帝 人 フ ァ ー マ ㈱ 東 京 都 10,000百万円 100.00 医薬品・医療機器の製造・販売

帝 人 在 宅 医 療 ㈱ 東 京 都 100百万円 ※ 100.00 在宅医療サービス ブレイデン・パートナーズ・

リミテッド・パートナーシップ 米 国 134百万米ドル ※ 100.00 在宅医療サービス

(21)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

(平成27年3月31日現在) セグメント 会 社 名 本社所在地 資本金 出資比率 主要な事業内容

製品

帝 人 フ ロ ン テ ィ ア ㈱ 大 阪 府 2,000百万円 100.00% 繊維製品等の販売 南 通 帝 人 有 限 公 司 中 4,000百万円 100.00 ポリエステル織物の製造・販売

その他

イ ン フ ォ コ ム ㈱ 東 京 都 1,590百万円 58.08 コンピューターソフトウェアの開発・販売等 帝人エンジニアリング㈱ 大 阪 府 475百万円 100.00 エンジニアリング業務及びプラント・機器の

設計・販売

㈱ 大 阪 府 80百万円 100.00 貨物の運送及び保管

(注1)連結対象会社は、上記重要な子会社18社を含む69社であり、持分法適用会社は77社です。

(注2)※印:子会社による出資を含む比率です。

(10)主要な借入先及び借入額 (平成27年3月31日現在)

主要な借入先 借入金残高(百万円)

㈱ 三 菱 東 京 U F J 銀 行 (注1) 49,983

30,000

(注1) 23,207

5,200

(注1) 4,929

(注1)借入金残高には借入先の海外現地法人銀行からの借入を含みます。

(注2)上記の他シンジケートローンとして106,733百万円の借入金残高があります。

(22)

20

2. 会社の株式に関する事項(平成27年3月31日現在)

(1) 発行可能株式総数 3,000,000,000株

(2) 発行済株式の総数 984,758,665株

(3) 株主数 98,874名

(4) 株主の状況(上位10名)

株  主  名 当社への出資状況

持 株 数(株) 持株比率(%) 1 日 本 マ ス タ ー ト ラ ス ト 信 託 銀 行 ㈱ ( 信 託 口 ) 74,047,000 7.53 2 日 本 ト ラ ス テ ィ ・ サ ー ビ ス 信 託 銀 行 ㈱ ( 信 託 口 ) 59,504,000 6.05

3 日 35,227,509 3.58

4 帝 25,141,992 2.56 5 ㈱ U F J 20,694,935 2.11 6 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口9) 14,751,000 1.50 7 STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 10,841,859 1.10 8 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 10,837,714 1.10 9 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 10,297,975 1.05 10 日 清 紡 ホ ー ル デ ィ ン グ ス ㈱ 9,766,292 0.99

(注)持株比率は、自己株式(1,925,911株)を控除して計算しています。

(23)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告 3. 会社の新株予約権等に関する事項

(1)当事業年度末日におけるストックオプションとしての新株予約権の状況

(発行日)回 次 予約権の数新株 目的となる株式の種類及び数 (1株あたり)発行価額 (1株あたり)行使価額 権利行使期間 第5回新株予約権

(平成18年7月10日) 146個 146,000株普通株式 663円 1円 平成18年7月10日から 平成38年7月9日まで 第6回新株予約権

(平成19年7月5日) 207個 207,000株普通株式 610円 1円 平成19年7月5日から 平成39年7月4日まで 第7回新株予約権

(平成20年7月7日) 328個 328,000株普通株式 307円 1円 平成20年7月7日から 平成40年7月6日まで 第8回新株予約権

(平成21年7月9日) 420個 420,000株普通株式 253円 1円 平成21年7月9日から 平成41年7月8日まで 第9回新株予約権

(平成22年7月9日) 349個 349,000株普通株式 261円 1円 平成22年7月9日から 平成42年7月8日まで 第10回新株予約権

(平成24年3月12日) 737個 737,000株普通株式 245円 1円 平成24年3月12日から 平成44年3月11日まで 第11回新株予約権

(平成25年3月15日) 698個 698,000株普通株式 196円 1円 平成25年3月15日から 平成45年3月14日まで 第12回新株予約権

(平成26年3月14日) 618個 618,000株普通株式 228円 1円 平成26年3月14日から 平成46年3月13日まで 第13回新株予約権

(平成27年3月18日) 379個 379,000株普通株式 385円 1円 平成27年3月18日から 平成47年3月17日まで

(24)

22

前記のうち当社取締役及び監査役の保有する未行使の新株予約権の回次別合計

(平成27年3月31日現在)

回   次 取 締 役 監 査 役

個  数 保有者数 個  数 保有者数

第 5 回 新 株 予 約 権 12個 4名 2個 1名

第 6 回 新 株 予 約 権 21個 5名 7個 2名

第 7 回 新 株 予 約 権 41個 5名 10個 2名

第 8 回 新 株 予 約 権 55個 5名 13個 2名

第 9 回 新 株 予 約 権 50個 5名 12個 2名

第 10 回 新 株 予 約 権 118個 5名 17個 1名

第 11 回 新 株 予 約 権 156個 6名

第 12 回 新 株 予 約 権 141個 6名

第 13 回 新 株 予 約 権 106個 6名

(注1)当社は、社外取締役及び監査役に上記新株予約権を付与していません。

(注2) 監査役が保有する新株予約権は、監査役就任前に取締役又は執行役員としての職務執行の対価と して交付されたものです。

(2)当事業年度中に交付した新株予約権の状況

当事業年度中に交付した新株予約権は前記(1)に記載の第13回新株予約権です。 第13回新株予約権のうち当社使用人への交付状況

個   数 交 付 者 数

273個 26名

(25)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

(3)その他新株予約権等に関する重要な事項

 平成26年11月26日開催の取締役会決議に基づき発行した2018年満期ユーロ円建取 得条項付転換社債型新株予約権付社債(以下「2018年満期新株予約権付社債」という) 及び2021年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(以下「2021年満 期新株予約権付社債」という)に付された新株予約権の状況

項  目 2018年満期新株予約権付社債 2021年満期新株予約権付社債

社債の総額 200億円 200億円

社債の発行日 平成26年12月12日 平成26年12月12日

償還の期日 平成30年12月12日 平成33年12月10日

社債に付された新株予約

権の総数 2,000個 2,000個

新株予約権の目的である

株式の種類 普通株式 普通株式

新株予約権の目的である

株式の数 新株予約権に係る社債の金額の総額

を転換価額で除して得られる数 新株予約権に係る社債の金額の総額 を転換価額で除して得られる数 新株予約権の行使に際し

て出資される財産の内容 及びその価額

新株予約権の行使に際しては、新株 予約権に係る社債を出資するものと し、社債の価額はその額面金額と同 額とする。

新株予約権の行使に際しては、新株 予約権に係る社債を出資するものと し、社債の価額はその額面金額と同 額とする。

転換価額 417円(ただし、一定の条件のもと

調整される。) 410円(ただし、一定の条件のもと 調整される。)

新株予約権の行使期間 平成26年12月26日から平成30年11

月28日まで 平成26年12月26日から平成33年11 月26日まで

(26)

24

4. 会社役員に関する事項

(1)取締役及び監査役の状況 (平成27年3月31日現在)

地   位 氏   名 担当及び重要な兼職の状況

取 締 役 会 長 大 八 木   成   男

日本バイオプラスチック協会 会長

一般社団法人日本経済団体連合会 常任幹事 公益社団法人経済同友会 幹事

シャープ株式会社 社外取締役

株式会社リクルートホールディングス 社外取締役 JFEホールディングス株式会社 社外監査役 代表取締役社長執行役員 鈴   木       純 CEO(最高経営責任者)日本化学繊維協会 副会長

代表取締役専務執行役員 西   川       修 CSR最高責任者兼 経営監査部担当 兼 事業所活用担当役員

取締役専務執行役員 福   田   善   夫 電子材料・化成品事業グループ長 兼 フィルム事業本部長

兼 テイジン・デュポン・フィルムズ 会長

* 取締役常務執行役員 後   藤       陽 技術本部長兼 岩国事業所、松山事業所、三原事業所担当 兼 保安担当役員

* 取 締 役 執 行 役 員 園   部   芳   久 経営企画本部長兼 原料重合部門担当、ITヘルスケア・プロジェクト担当 兼 テイジン・デュポン・フィルムズ ボードメンバー 役 澤   部       肇 TDK株式会社 相談役

株式会社日本経済新聞社 社外監査役 早稲田大学 評議員会副会長

役 飯   村       豊 外務省 参与(東南アジア協力担当大使) 一般財団法人日本インドネシア協会 副会長 大成建設株式会社 顧問

役 関       誠   夫

亀田製菓株式会社 社外取締役

株式会社ウェザーニューズ 社外取締役 株式会社スギヨ 社外監査役

芝浦工業大学大学院 教授 役 妹   尾   堅 一 郎

特定非営利活動法人 産学連携推進機構 理事長 一橋大学大学院商学研究科(MBA) 客員教授 研究・技術計画学会 副会長

日本知財学会 理事 常 勤 監 査 役 天   野   篤   男

常 勤 監 査 役 谷 田 部   俊   明

(27)

事業報告︵事業概況︶事業報告︵その他事項︶計算書類監査報告

(平成27年3月31日現在)

地   位 氏   名 担当及び重要な兼職の状況

役 守   屋   俊   晴

公認会計士・税理士

ニフティ株式会社 社外監査役

富士通フロンテック株式会社 社外監査役 神奈川歯科大学 監事

役 林       紀   子 はやし法律事務所 代表 弁護士日本弁護士連合会 労働法制委員長 役 田   中   伸   男

一般財団法人日本エネルギー経済研究所 特別顧問 イノテック株式会社 社外監査役

国際石油開発帝石株式会社 嘱託 東京大学公共政策大学院 教授

(注1) *印の取締役は、平成26年6月20日開催の第148回定時株主総会において、新たに就任しました。

(注2) 取締役のうち、澤部 肇、飯村 豊、関 誠夫、妹尾 堅一郎の4氏は社外取締役です。当社は、社外 取締役の選任に際し、当社の定める独立取締役の要件を満たすことを求めていますが、上記4氏 は当事業年度中を通じていずれも当該要件の全てを満たして独立性を維持しており、また東京証 券取引所の定める独立性の要件も満たしていますので、同証券取引所に全員を独立役員として届 け出ています。なお、当社の定める独立取締役の要件の内容については、同封の「招集ご通知」 37∼38頁をご参照ください。

(注3) 上記社外取締役が役員等を兼務する他の法人等と当社の間に特別な関係はありません。

(注4) 監査役のうち、守屋 俊晴、林 紀子、田中 伸男の3氏は社外監査役です。当社は、社外監査役の 選任に際し、当社の定める独立監査役の要件を満たすことを求めていますが、上記3氏は当事業 年度中を通じていずれも当該要件の全てを満たして独立性を維持しており、また東京証券取引所 の定める独立性の要件も満たしていますので、同証券取引所に全員を独立役員として届け出てい ます。なお、当社の定める独立監査役の要件の内容については、同封の「招集ご通知」37∼38頁 をご参照ください。

(注5) 上記社外監査役が役員等を兼務する他の法人等と当社の間に特別な関係はありません。

(注6) 監査役 守屋 俊晴氏は、公認会計士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見 を有しています。

(注7) 以下の取締役は、平成26年6月20日をもって、任期満了により退任しました。       取 締 役  亀 井 範 雄

      取 締 役  高 橋   卓

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